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zoom RSS きみらにお年玉〜野球狂の詩「ウォッス10番」水島新司と里中満智子、の話

<<   作成日時 : 2014/01/01 21:05   >>

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だいたいなぜお前らみたいなスーパー凡人に
俺が有用な話を書かなきゃならんのだ

やめよかな

しかーし!
世間には「お年玉」という考え方がある
これは世界を掌握してもちろんあそこに毛も生え揃っている立派な社会人が
片手でひねりつぶせる様なバブバブ状態のクソガキに

「お金をあげる」

という俺の大好きなシステムだ
俺は このブログを読んで頂ければ分かる通り
俺という人間は弱者の味方だ
俺ぐらい弱者の味方もちょっと世界に居ないんじゃなかろうか?

中東とかに生まれていたらたぶん俺は石油王の子息というか王子の立場を捨てて欧米と戦っていただろうし
アフリカとかにいたらたぶん俺は解放戦線みたいなアレでなんかしてたと思う

俺というのはそういう人間である
たまたま平和な日本に生まれたからブログを書いているが
紛争地とかに生まれたら平和のため人民のためにアレしていたに決まっている

ユダヤに生まれたって俺はユダヤ社会ぶっ潰してたね俺は
俺ってのはそういう人間なんだよ
イスラエルぶっ潰してたね俺は

俺は!
よしちょっとお前らのお年玉の前に 俺を語ろうか?

さてそんな俺が
きみらにお年玉をあげようと思う
今夜のこのブログがきみらへのお年玉だ
すごくイイ事
きみらの何の価値もない死んだ方がマシな人生にとって
少しでもためになる事を書くのでよーく読むように

っつーかお前ら氏ねよ

【野球狂の詩】水島新司と里中満智子、の話

水島新司というマンガ家がいる
このブログでも何回かその名前を書いているが
基本的には腕があり 悪い癖があるマンガ家だ

まずは前フリで簡単にそのへんを

・水島新司の 腕がある
水島新司という人は娯楽マンガに徹している
「徹してない」人の分かりやすい例としては ビートたけしや小林よしのりなんだが
ある程度名前が売れてくると 能書きを垂れたくなる人が多いのね
まあイチローとか

そこで「マルチだ!」なんて感じてしまう人もいるんだけど
俺のような賢い人間をそれでだますのはなかなか難しい

いやね「マルチ」自体は否定しないよ俺も
というか
マルチという表現がおかしいというかなあ

だって才能なんて マルチに決まっている

あーめんどくせえがそんな難しい話じゃないから素早く説明すると
たとえばイチローって人よりたくさんヒット打つでしょ?
そのヒットを打つ感覚ってのは つまり他でも活かせるわけ

えーと
やっぱり長くなるかなあだけど まーいいや

小山ゆう「スプリンター」の話を前に書いたけど
その話中で
ロックミュージシャンから100m走に魅せられ転身したスティーブは言う

ヒカル!
奴ら(←黒人な)には俺たちのような感性は無いぞ!
ただ走るだけなら獣でもできる
感性のある人間だからこそ走る意味があるんじゃないか
なぜ神はあんな奴らに速く走る能力を与え
俺から足を奪うのだ! くそー!

細かい部分は全然違うぞ
さすがにキャンディほど細部のセリフまで頭に入ってないからな

で 何が言いたいかだが
要するにここで重要なのは 自分のどういう事やってるか感じられる感性な
それがあれば
当然才能ってのはマルチになるわけであって
ただもちろん必ずしもマルチでなくてもいいんだけどね
スティーブの言う所の 感性の鈍い黒人どもが それでもただ単に速く走る
それでもいいわけだから

しかしその鈍い感性で他の事を始めると
ちょっとなんか 危うくて見てられない気分になってくるんですな
テレビでもそういうのあるでしょ?

まーいいや
そういう事

さて長くなりましたが
水島新司というマンガ家は あれだけ大御所扱いになっても
そういう間違いをやらない
娯楽マンガに徹している姿は実に安心して見ていられる
だってあんたほら
大甲子園の後に描いたのが「虹を呼ぶ男」ですぜ?
能書き垂れる気ゼロでしょ 水島新司

・水島新司の 悪い癖
で これはもう
まあ「虹を呼ぶ男」で説明すると

七夕は基本的に「ハッタリ男」で始めたでしょ?
闇の団長を連れ出した後に トイレで裏の姿っぽいの見せてたり

水島新司もそれでなんとかまとめる気じゃなかったのかなあ
「ド素人なのに 生まれ持った華みたいなのだけで 結局どうにかしてしまう」
という男の話

で それは面白いアイデアなんだから
それをなんとか苦しみつつまとめていけばいいのに
この人は たぶん連載に追われてるのが最大の原因なんだろうけど
途中から七夕がスーパーマンになってしまうんだよ
打てば全打席ホームラン 投げれば完全試合 という

七夕のスーパーマン話が悪いとは言ってない
どちらかと言えばその スーパーマン七夕 が始まってからの方が
水島新司全開!って感じで面白いんだ

しかーし!

ならもう初めからその「ハッタリ男」というのをやらなきゃいいのに
この人は一球さんにしろストッパー三原にしろ
初めに自分で決めた設定を まるっきり! 守らず崩していくんだな

一球さんでもほら 1巻からの神宮高校との試合中に
「九郎さんが言ってた」みたいな ためになる言葉っつーか
格言みたいなの繰り返されるでしょ?

九郎さんというのはよほどのアレな筈なのに
出てきたのがあの金太郎みたいなヤツで
その後 一切! 格言めいた事は言わないではないか!

おいおいあの「九郎さんが言ってた」ってのはなんだったんだよ水島新司
水島新司のいい所と 悪い癖 おわり

さて本題に入ろうか
水島新司の描く美女ってのは 3パターンぐらいしかない

・水原勇気顔
・サッちゃん顔
・悲しげな目をした美人顔 ←七夕の世話係とか 陶芸柴の妹とかな

この3パターンぐらいで 後は髪型でアレンジしたり
まあ俺はそれでも良いかなーと思う
良いかなー っつーか
そういうマンガ家多くね?
藤子Fだってそんな事言い出したらリームだろうが魔美だろうが全員同じ顔だし
あだち充など 登場人物の見分けがつきますか?のクイズがネタとして出される始末

だから俺はそれは別に全く悪くないと思うんだが
ただ
水島新司の描いたマンガに「10番シリーズ」というのがある

・ウォッス10番
・ガッツ10番
・スラッガー10番

一人の選手の 高校野球・プロ野球・打者転向 を描いたシリーズなのだけど
この3部作に限り 珍しく里中満智子との競作になっている

里中満智子を簡単に紹介
言うまでもなく美人を描かせたら
ちょっとこれだけの美人を描けるマンガ家は他にいないんじゃないかってレベルの少女マンガ家だ
目に星が瞬いちゃってる
里中満智子の紹介おわり

さて話は少し横にそれて 何故競作にしたか?

それは俺も知らない
なんで競作にしたんだろ
たぶん というか間違いなく「たまたま」だと思うんだけど

ひょっとして「ウォッス10番」を構想した水島新司が
どうしても夕子を里中満智子に描いて欲しいと頼み込んだのかもしれない

真相は知らない

でも
ひょっとしてそんな流れで水島新司が頼み込んだのじゃないかってぐらい
この「ウォッス10番」の出来は すさまじく良い

今はwikiがあるからウィキってみるか
よく分からん まーいいや

・あらすじ
「ウォッス!」
新潟西高校野球部の投手・富樫平八郎は
新潟県内ナンバー・ツーと目される名選手だ

が 同じ西高野球部には県内ナンバー・ワンの呼び声どころか
あらゆる投手記録を塗り替え 全国に名を轟かすスーパースター・日下部了がいる

日下部の影に隠れ
富樫は高校の公式戦での登板は一度も無い
あの平八郎の 三振を取った時に見せる独特な得意のポーズも
今ではすっかり影を潜めてしまった
それでも幼馴染の夕子は 平八郎だけを見つめ続ける
夕子は知っている
平八郎が決して諦めていない事を
家業の魚屋の手伝いをする時も
右肩には負担をかけぬよう 決して右肩には荷物を乗せぬ事を

父親は 役に立たない野球などさっさと辞め
家業の魚屋を継ぐ修業を始めろと平八郎に言う
それでも平八郎は黙々と練習を積む
日に日にたくましさを増していく平八郎の身体
日下部は平八郎に言う
「その身体は宝の持ち腐れだぜ 今からでも打者に転向したらどうだ」
しかし平八郎はそれはできない相談だとはねのける
お前が投げられなくなったら誰が投げるのかと

「俺はマウンドを誰にも譲らない この三年間がそうであった様に」
「ああ……だが やめておくよ」

二人のプライドが交錯する中
帰宅した平八郎は 母親から
父親がガンで余命半年だと告げられる
「野球を辞めて魚屋を継いで お父さんを安心させてあげて」

平八郎は悩んだが
それでも父親のために三年間の思いを火に投じる

「なにをするの!」

通りかかった夕子が身体を呈してなんとか火を消す

「平八郎くん この三年間の執念はどうしたの?
 それを燃やしてしまって あなたは構わないの?」
「女は余計な口出しをするな」
「余計な口出し……そんな風にしか思ってくれないの」

夕子は平八郎に思いを告げる

「わたしは すき
 でもあなたは幼馴染としか見てくれてないみたい
 あなたの本当の気持ちが知りたいの」

それでも表情を変えない平八郎に
去り際 夕子は言う
「明日の試合の後で教えて」

マッチをすり 再び火をつける平八郎
そこには今までの思いが込められたグローブが……

翌日
部屋で怒鳴り声を上げる平八郎の父親

「テレビをつけろ!」
「あなた どうせ平八郎は出ません
 いらいらするだけ身体に悪いですよ」
「馬鹿野郎! あいつは俺の息子だ
 俺の息子が簡単に生き方を変えるか
 いいからつけろ!」

やむをえずテレビをつける母親
テレビからアナウンスが

「ピッチャー 富樫 背番号10」

「平八郎」
「お兄ちゃん!」

力投の日下部が9回1・2塁のピンチから
ピッチャー強襲の打球を足に受け ランナー満塁のピンチ
それでもマウンドに立ち続けたが
ツースリーまで追い込んだ所でとうとう力尽きた

1点リード 9回二死満塁 ツースリー
文字通り最後の1球であり
西高を甲子園へと導く 最もプレッシャーのかかる1球となった

ようやく来た
長かった三年間 ようやく出番が訪れた

大観衆が見守る中 最後の1球に大きく振りかぶった平八郎
打者は豪打・景浦
満塁のランナーは一斉にスタートする
渾身の力を込めて投じられる最後の1球

ズドオォーン!

という轟音と共にキャッチャーミットに収まるボール
空振り三振
最後の1球を見事投じきった平八郎が
マウンド上で見せたのはあの独特のポーズだった

これでスーパースター日下部を甲子園で見る事ができる
地元ファンは病院に向かう日下部に声援を送る
当然 ヒーローインタビューの如く報道陣に囲まれる平八郎であったが
ふと見ると そこに夕子の姿が

記者たちを置いて ツカツカと夕子に歩み寄る平八郎
そして夕子の手をつかみ ぐいと引き寄せる
「ウォッス!」
「きゃあっ」
驚く夕子が我に返ると 自分は平八郎の大きな身体に
しかも平八郎が最も大事にしていた右肩に担がれていた

そのまま無言で歩いていく平八郎

(平八郎くん……決して重い物を右肩に乗せなかった平八郎くん
 そのあなたが右肩に……
 平八郎くん これが昨日のこたえなの……)

涙を流す夕子だった

あらすじ終わり

さて
俺が思うのはこの「ウォッス10番」は
果たして誰主導で考えられた話なんだろうかというね

水島新司だろうか?
しかし俺の知っている限り
この種の話は水島新司は描いてないと思うんだよなあ

なら水島新司はどういう種の話を描くのか?

「銭っ子」というマンガがある
あらすじを話していてはキリが無いから勝手にヤフオフで落とせだが
ってのは乞食マンガだからたぶん今は発禁状態なわけで
まっあの「銭ゲバ」もなんだかんだで普通に出たから分からんけどね

とにかくその中で
「乞食をやってるケチな大富豪」という設定の 銭神 という登場人物が
何千万円という大金を稼いだ主人公のケンとの別れ際
餞別だと言ってケンに封筒を渡す

銭神が去った後にケンが封筒を開けると
そこにはたった100円札
ケンは思わず唖然としてしまうのだが

ケンの目からは自然と涙があふれてきた
それは
銭神が初めて損得抜き・代償無しでくれた「銭」であり
自分が稼いだ何千万に比べるとあまりにも小さな銭だが
銭神の声が聞こえてくるような銭だったからだ……

みたいな話なんすけどね
要は 水島新司ってのはこういうのは得意なわけ
なんつーか「物事の真理をかいま見る瞬間」みたいな

一方
恋愛をやらせるとこの人ほど不得意な人はいないのではないかってぐらい
メタメタなんだな
たぶんアレだ
水島新司の写真を見ると100人が100人 声を揃えて言うレベルの不細工だから
売春宿で客として水島新司が現れたらイヤーンて女が泣き出すレベルだから

「恋愛は諦めろ」

って神様から言われてるんだなきっと水島新司は
野球狂の歌でもほら
鉄五郎が黄色いバラの令嬢とアレするってアレがあるんだけど
ダメダメだろあれも

「恋愛は諦めろこのブサイク」

でそんな水島新司が「ウォッス10番」で最後
右肩に乗せる平八郎と 感激の涙を流す夕子
そんなロマンチックな展開を考えるかなー

いやーこれは水島新司の発想じゃないだろどう考えても
そりゃまあ分からんよあの顔でロマンチックというキモ……意外性があるのかもしれんけど
水島新司だったらなんか
ウイニングボールを手渡したりしそうだわ夕子に

水原勇気顔の夕子に

ただこれだけは言える
地域無視で西高に進学するっつー日下部の暴挙のために
三年間登板無しで それでも諦めず黙々と練習する平八郎

たった一度
あるかないか分からないチャンスの為に準備を続ける平八郎
打者転向のすすめにも耳を貸さない平八郎

これは水島新司大爆発だわ
里中満智子にはムリだわー
そりゃまあ分からんよ上と同じで
里中満智子も意外と股間にチンポ……気の強い一面もあるのかもしれんけど
里中満智子だったらなんか
もっと平八郎の心理をめめしく代弁しそうだわー

おそらく二人の構想がバチーッとマッチした会心作であろう「ウォッス10番」は
逆じゃなくて良かったよな
平八郎がなんかめめしく心理語りまくって
最後夕子がウイニングボール受け取ってイェーイ!
みたいな

さてさて長くなりましたが
ラストに1つだけ

途中で平八郎が
(ないかもしれないな 俺の登板は)
みたいな少しだけ弱音を吐くんだけど

これがいかにも水島新司っぽいね
水島新司のキャラってちょっとこういう現実的な折り合いを見せる所があるんだよ
鉄五郎にしても
誰しもがふと抱く不安というか

まー良い・悪いは難しい所だけど
この「ウォッス10番」に限っては
俺はこの「平八郎の不安」は無くても良かった気がするんだけどね

読者も不安になるぐらい
初志貫徹を崩さない平八郎 で

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